ビタミンDの摂りすぎは下痢や吐き気につながる

ビタミンDとカルシウムを十分に摂っているならば、カルシウムが吸収されるうえに、無機リン酸もつくられるから、両者が反応してハイドロキシアパタイトができる。このハイドロキシアパタイトが骨や歯にくっつくことによって、強くて丈夫な骨や歯ができるのである。

それでは、もしかりにビタミンDが不足するとどういうことになるのか、考えてみよう。

まず、骨をつくっているハイドロキシアパタイトが溶け出してくる。このため、骨がスカスカになり弱くなる。そうなれば、ちょっとぶつけただけで骨が折れるということになる。つまり、ビタミンDが不足すれば、骨折しやすくなるのだ。

しかし、いくらいいものでも摂りすぎが悪い結果を招くのは、ビタミンAのときと同じである。ビタミンDも大量に摂るのはよくない。

では、どれだけの量のビタミンDを一日に摂取すればいいのかというと、だいたい牛乳一本分、200IU(Internatioanl unit:国際単位で、おもに脂溶性ビタミンの量をあらわすのに用いられる。ビタミンDでは、IU=0.25マイクログラム)といわれている。この五倍の量を一か月間摂りつづけると、過剰のビタミンDは血液中をまわるうちに、脂肪にたまって、吐き気や下痢などの害をおよぼす。  

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